こんにちはル・ノーブル京都四条本店です♪
春節の連休も終わり、少~し海外の旅行者も少なくなったように感じます。
どれだけ多くの方が日本の美味しいモノを知り、日本の素晴らしい工芸品などを
持ち帰られたのでしょうか。
ル・ノーブル四条本店でもその「日本のものづくり」をされている
作家さんのものを多数、扱わせていただいております。
普段なかなかスポットをあてることがない、小さな素敵な名品をご紹介します。
◆ 現代の 京 薩 摩 ◆
幻の器と呼ばれる「京薩摩」に出会い独学で研究精密巧を極められたという
華麗な職人技で描く 伝統工芸士 小野多美枝氏 の作品です。
見つけられた方は二度見、三度見して惹き込まれるようにご覧になります。
中には「ファンなんです」とご存知の方もいらしたりして。
こちらは磁器工房 アウガルテン メロンホワイトシリーズ に【現代の京薩摩】の柄を特別に
伝統工芸士 小野多美枝氏が絵付けを施して下さったものです。
直径9cmの手のひらに収まる小皿。真ん中の円はわずか3㎝ほどなのに
情景が伝わる風景が描かれています。どんな言葉で表現しても足りない素晴らしさです。
京薩摩×アウガルテン 小皿9㎝ 各 154,000円
こちらは盃。上記、小皿も同様ですが裏側にもびっしりと模様が施されています。
小野さんの工房 ”空女” のサインも。
盃 雀 すずめ 176,000円 赤絵 143,000円
酒杯タンブラー。小さな器に力強い龍が描かれています。
右は内側に金が施されており、対照的とも思える花詰が底のほうに施されています。
個人的には小野さんの花詰、菊詰が大好きです。
酒杯タンブラー 龍 内側白、内側金 各 121,000円
何年も前、一度だけ小野さんにお目にかかる機会があり、お話させていただいた事があります。
どんな言葉で称賛したくても陳腐になってしまい、ひたすら綺麗です!素晴らしいです!を繰り返してました。
小野さんも、一つ一つの作品が可愛くて、可愛くて本当は手放したくないのと仰っていたのを覚えています。
◆ GLASS-LAB 江戸切子 砂切子 ◆
お酒を入れると、万華鏡のように柄が広がり舞う魔法のグラス。
透明なグラス生地に色ガラスを被せる ”被せガラス”
2層、3層と色ガラスを被せてカットを施した時の柄が際立ったり
装飾品としてもとても華やかなものになります。
GLASS‐LABさんの“砂切子”は江戸切子の技法“平切子”と“サンドブラスト”を
掛け合わせた新しいガラスの表現方法です。
底にカーネーションがサンドブラストされたぐい吞み。
何も入れない状態だと1輪と取り巻く複数の小さなカーネーションの柄です。
お酒を注ぐと…さっきは透明だった部分にパッとお花が広がり、まるで万華鏡のように。
お酒を入れることで屈折率が変わり、グラス底面に彫刻したカーネーションの花柄模様が
側面に映り込むのです。イエローと金赤の2層の被せ硝子のためより華やかになります
砂切子 カーネーション ぐい吞み 27,500円
ライトブルーにピンクの硝子を被せた片口。
ぽってりとした形、手の小さな女性でも持てるくらいのサイズです。
こちらも同様にお酒を注ぐとライトブルーの色と桜が広がり
同じものと思えない硝子の面白さを味わっていただけると思います。
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いづれも、手仕事につき手間と時間がかかります。量産ができないため
一期一会というのも大げさではありません。
いかがでしょうか。今でも「何度も来てるけど2Fに上がったの初めて」と仰る方が
時々おられるのも事実。1Fの洋食器とは少し違うテイストのものがあったりします。
是非、機会があれば覗いてみて下さいね。