見ていても楽しい、ヘレンドの『シノワズリ』


ヘレンドお得意のシノワズリ(中国趣味)セレクションです。
高台には、金彩をあしらった繊細な透かし彫りを施し、
取っ手には「マンダリン(中国・清朝の官吏のこと)」と呼ばれる人気のモチーフである唐子人形が使用されています。
細かい技が駆使されており、あらゆる高等技術と遊び心が溢れるヘレンドが誇る魅惑のセレクションです。
※シノワズリとは・・・
17世紀後半から19世紀初頭、ヨーロッパで流行した美術様式のひとつ。
中国趣味を基調とし、ロココ様式との融合により、建築・家具・装飾に用いられ、とりわけ陶磁器に多様されました。
シノワズリパターンは、中国磁器や日本の磁器を手本とし、ハンガリー人のアジア系意識とヘレンドの豊かな遊び心が混じり合い独特の魅力を醸し出しています。
【西安の黄】
三友(松竹梅)にアレンジを加えたものです。
松・竹は冬にも色を変えず、梅は寒中に花を咲かせることで高潔、節操を表しています。

【西安の黒】
1860年頃に製作。黒塗りの手法は、ヨーロッパでファミーユ・ノワールと呼ばれてもてはやされました。
シノワズリの中で最もポピュラーな傑作。

今回長岡京店に入荷した西安の黒のラージC/Sですが、なんと持ち手が、獅子ハンドルなのです 💕

通常多いのはマンダリンハンドル👇

いやぁ~レアです👏
勿論気長にお待ち頂ければ、ハンドルモチーフ指定の海外オーダーは可能ですのでご興味ある方は是非店頭でお問合せを💨
以前はトカゲモチーフとかも聞いた事あります・・・。
【ゲデレ】
皇妃エリザベートが愛したハンガリーのゲデレ宮殿にちなんで命名された「ゲデレ」シリーズ。
👇こちらは、高台の透かし彫りや持ち手のマンダリンモチーフなどがない、通常のシェイプにシノワズリが描かれた代表的なシリーズ。
蝶や牡丹の花が鮮やかに描かれた中国趣味(シノワズリ)の香るシリーズ。
ヘレンドのシリーズの中でも、おそらく一番歴史的で、かつ一番現代的な魅力をそなえたシリーズ、ヴィクトリア・ブーケ。
見事な手ぼかしによる色彩効果が圧巻のこちらのシリーズは、1848年頃にパターンが創作されました。
このパターンに「ヴィクトリア」の名が冠されたのは、1851年にロンドンで開催された世界最初の万国博覧会でヴィクトリア女王がこのパターンのディナーセットをとても気に入り、買い上げられたことが由来しています。

【ヴィクトリア】
色鮮やかな美しいイエローと、淡く気品高いモスグリーンを主に使用。
現代的でファッショナブルなイメージです。

どれも選ばれしペインターのハンドペイントによるものですので、数量は多く入荷しておりません。
是非お早めに店頭で手にとってみて下さい💨