大ヒット商品「富士山グラス」を作っている田島硝子株式会社さんへ工場見学に行ってきました。東京都江戸川区、町工場が並ぶ地域の一角に田島硝子さんの工場はあります。
その日は夏を思わせる日差しが照りつける暑い日でしたが、職人さんたちが働いている工場内の窯の中は1300度以上の温度があり、夕方にかけてさらに温度は上昇していくそうです。
今はまだ5月ですがこれが真夏だったら… 職人さんたちの健康管理の大変さがうかがい知れます。
熱い窯の周りでチームに分かれて其々違う商品を作っていく職人さんたち、部屋の温度は高く熱いですが皆さんの動きは静かに淡々と手早く無駄のない動きです。真っ赤に熱せられたガラスの塊が職人の手によって次々と見慣れたグラスの形に成形されていきます。一見簡単そうに見える一連の動きですが、短時間で寸分たがわない同じ製品を正確に作り出していくその技術に感動です。
そんな職人さんの手によって作られている途中の富士山グラスがこちら。まだ熱が残ったガラス達はなんだか生き物のようですね。
そして除冷機の中で冷まされたグラスがゆっくりと出てきます。
これが最後の仕上げを施されて木箱に詰められル・ノーブルの店頭に並びます。
下の写真の手前の赤いグラスは切子用の色被せガラスです。田島硝子さんでは富士山グラスの他に色々な種類のガラス製品を作っていらっしゃいます。現在では田島硝子さんのように多種類のガラス製品をつくれる工場はほとんどないそうです。
以前東海道新幹線で「日本が世界に誇る霊峰富士山が右手に見えてまいります」と気の利いた車掌さんが車内アナウンスをしていたことがありますが、まさに世界に誇る美しさをたたえた富士山。その美しさを再現した富士山グラスを手に日本の職人の技にも思いを馳せて美味しいお酒や飲み物を楽しんでみてはいかがでしょうか。
是非実物を見にル・ノーブル有楽町店にいらして下さいね。
ご来店お待ちしております。
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