【象嵌細工】とは
イタリアの象嵌細工の歴史は、6-7世紀に遡る。
“Tarsia” と呼ばれていた象嵌細工は、ナポリにも近い海岸線の美しい港街ソレントのべネディクト修道院で修道僧が作っていたのが始まり。
くるみ、オリーヴ、レモン、オレンジ、チェリー、西洋梨、桑の木など様々な色の木片を用い、最大でも4ミリの厚みの彫刻されたピースを連ねて絵画が作られていました。
その後前世紀になって、職人たちが、宝石箱、絵画、テーブル、トレイ、ワゴンなどに細工を施すようになり、新しいタイプの象嵌細工が広まり、イタリアを代表する伝統工芸として今に至っています。
やさしくエレガントなモチーフ、自然でイタリアらしい色合わせとそのなめらかな表面から、一見複雑な細工がなされているとは気付かないくらいですが、その製造工程は気の遠くなるような時間と手間がかけられています。
しかし近年の傾向でこういった商品の製造がなくなっています。
ル・ノーブルでも以前はお盆やティーカート、チェストなどさまざまな商品が愉しめましたが、次回の入荷予定は全くありません。
希少品となりました、ティーカートやオルゴールをご紹介。
ソレントにある工房のひとつ「ギグリオ」のティーカート
「ERCOLANO エルコラーノ」のオルゴール
贈答用としても人気です。
こちらも希少な掘り出し品↓
↑ 「ギグリオ」の象嵌壁掛けです。
ピエロがとっても可愛らしく描かれており、配色が木片ならではのやさしい色です。立てておいても👍
是非店頭でご覧くださいませ!
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