こんにちは、長岡京店です。
今月はオールドノリタケの特別展を開催しております。
オールドノリタケとは、日本を代表する洋食器メーカーであるノリタケが、100年ほど前に輸出用に制作していた洋食器のことを指す呼び名です。
当時のものだと今つかわれている素材や技法とは異なるものもありますし、なんといってもその薄さはオールドノリタケならでは。
こちらはセロリプレートのセット。細長いプレートにまとめてセロリを入れて、小さいお皿はおそらくディップ用??
ジノリにも以前、アーティチョークプレートなど入荷していたこともありましたが、海外では細長い野菜を食べる習慣があるのですね。。。。
基本的にはセットというのは6客とか6枚とかのセットで作られます。
オールドノリタケのセットの中には、4点とか5点とかのものもありますが、破損などでセットが崩れているものも多くあります。
おそらく写真のセロリセットは小皿が5点なので、もともと6点だったのが1点破損か何かでセットが崩れたのかなと思われます。
こちらは豪華絢爛。金彩とバラを組み合わせたなんとも洋食器らしいイメージの器です。
こちらは小さいボウルが6点あるのでかなり状態がいいですね。
こちらは、金盛技法にて描かれたケーキスタンド。
金盛というのはこの時代によく使われている技法で、その名のとおり金を盛り上げて描かれている技法のことです。
このオールドノリタケがすべてそうなのかわかりませんが、以前の金の素材というのは盛り上がるくらい粘度が高かったのだとか。
今の金の素材では盛れないので、磁器での盛り上げ技法を使って金彩で色を付けるというのも行われているようです。
磁器での盛り上げは「イッチン」なども呼び名がありますね。
今回のオールドノリタケは見ごたえがあります。ぜひちょっとした美術展に行く感覚で、見に来てみてくださいね♪
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