津軽びいどろ
津軽半島の西側に広がる、七里長浜の砂から作られた「津軽びいどろ」は、
紀元前一世紀頃から受け継がれてきた「宙吹き」の技法で
流麗なガラスの美を創りあげてきました。
ガラス独特の色合いと、手作りならではの柔らかな形は、
日本の暮らしによく似合います。
青森県より伝統工芸品の指定を受けた確かな技と、
自由で個性的なデザインが特徴です。
津軽びいどろ 大川薫工房
津軽地方の豊かな自然からのインスピレーションを受け
様々な作品を生み出してきた、
作家大川薫氏が手掛ける大川薫工房の作品。
珍しいガラス製の香合・ナツメ(棗)です。
ヴェネチアンガラスのモザイクガラス技法
(ミレフィオーリ・ムリーネとも呼ばれる金太郎飴に似た技法)
を用いて作られていますので、
小さいサイズながら個性的で華やかな存在感を放ちます。
やきものの結晶釉を思わせるモザイクガラスの使い方が面白い逸品です。
香合(香盒)とは、お茶室で香を焚くための、
お香を入れる器です。
日本では、飛鳥時代、仏教伝来と共に香を焚く習慣が広まり、
その後茶道の世界でも取り入れられることになりました。
茶道と香と関わりは深く、茶室に集まる人の精神、
そして茶室を清める意味で使われます。
お茶を点てるためには、まずお湯を沸かす必要があり、
その際に行うのが『炭点前(すみてまえ)』と呼ばれるもので、
このとき香が焚かれます。
お香を焚くために使う香炉と合わせて揃えるのもおすすめです。
棗(なつめ)は茶道において抹茶を入れておく容器です。
その形状がナツメの実に類似していたところから、
棗と呼ばれるようになり、棗に入れる抹茶は薄茶となります。
薄茶とは「薄い抹茶」の事で、
抹茶の粉末を茶杓1杯半水と一緒に入れることで、
滑らかで薄味の抹茶になります。
濃茶を入れられる茶器は茶入をご使用ください。
↓ ヘレンドの小物入れは、棗としてご購入下さる方や
ご使用されているお写真を拝見したりもあります…。
先日は金平糖入れとして買って行かれたお客様も…
夢を運んでくれるエレガントな小物入れです。
見ていると楽しくなります。在庫わずかなお品物ばかりですので
是非お早目にご来店下さいませ!!!
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