【ロイカーカム】
ロイカーカム社はイギリス最大の陶磁器の産地、ストークオントレントで30年以上の歴史を持つ、イングリッシュ・ファインボーンチャイナのメーカー。
創業者ロイ・カーカム氏(Roy Kirkham)は、当初陶磁器用のリソグラフ転写の制作会社設立し、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、スポードといった陶磁器メーカーへ転写紙の供給を行っていました。
1970年頃からは、自社ブランドの陶磁器の製造をはじめ、ロイカーカム社の厳選された素材から作られる光沢ある高品質のファインボーンチャイナとその白地のキャンバスに鮮やかに描かれるイギリスの伝統的なデザインの商品の数々は世界的に認められるようになりました。
現在では世界60ヶ国以上の国々で多くのファンを持ち親しまれています。
~ Redoute Rose/ルドゥーテ・ローズ コレクション ~
ルドゥーテ・ローズとはピエール・ジョセフ・ルドゥーテによって描かれた美しいバラのこと。
この完璧な薔薇のデザインは、ロイ・カーカム社のブランドシンボル的花柄で、彼の最高傑作作品集『バラ図譜』から着想を得ています。
『ピエール・ジョセフ・ルドゥーテ』
「花のラファエロ」、「バラのレンブラント」と称えられる巨匠ピエール・ジョセフ・ルドゥーテは、17~18世紀のフランス宮廷で
ルイ 16世王妃マリー・アントワネットに仕えた宮廷画家兼植物学者です。
彼女から「博物蒐集室付素描画家」に任命され、またフランス革命後にはナポレオン皇妃ジョゼフィーヌの愛するマルメゾン宮殿の植物画家となり、さらなる庇護を受け、圧倒的な美しさを放つ花々の作品を描き続けました。
1817~1824年にかけて刊行された天才画家ルドゥーテの植物画の最高傑作『バラ図譜(Les Roses)』。
『バラ図譜』は、扉絵を含む170点からなるバラだけの版画集で銅版画による多色刷り印刷に手彩色を加えるという技法が用いられ、版画とは思えない緻密で美しい植物図譜を出版しました。
ボタニカルアート(精密画)の金字塔とも言われており、その作品は植物学的にも評価が高く当時の貴族はもちろん、今もなお観る者の心を掴んで離さない、永遠の魅力を放っています。
多くの食器メーカーが海外の生産へと移行する中で頑なに英国本来の伝統的生産を守り続けています。
是非店頭で魅力ある薔薇物語を感じて見てください。
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