夏は江戸切子で涼を感じる


こんにちは、ル・ノーブル ネット店です。

実は私、最近特に「切子」に惹かれ始めています。
切子を真上から覗き込んでみると、光の反射と屈折によって万華鏡のような世界が広がります。
それだけでも十分に綺麗なのですが、そこに水を灌ぐことで、ゆがみや屈折が加わると
万華鏡が新たな表情を浮かべる事があるのです…!

切子に向き合えば向き合うほどそういった発見があるのが嬉しく、
作り手の遊び心や技術の高さに感心させられます。

ここのところ、30℃を超えるような天気予報があったりと、気温も高くなってきています。
エアコンやキンキンに冷えた飲み物で涼をとるのもいいですが、まだ5月。
この季節はまだ寒暖差もあり油断は禁物。正直な所、もう少し先の手に取っておきたいですよね。

私達には「涼を感じる」という感覚があります。
人は五感で物事を感じるものですが、中でも視覚から得る情報は印象に与える大きな割合を占めます。
透明感とひんやり感のあるガラスの器で演出すると、涼しげな印象を受けるものです。
日本的な情緒を感じながら、涼を得る器として切子をオススメしたいと思います。

 

根本硝子工芸 江戸切子 ぐいのみ 小・丸 七宝 ブルー※江戸切子伝統工芸士:根本達也氏作※

伝統模様と植物のカットが絶妙なバランスで表現出来るのは、センスと技術を持ち合わせた江戸切子 伝統工芸士 根本達也氏だから成せる技です。

七宝は輪が四方に広がる事からしっぽうとなり、どこまでも限りなく伸びつながる事で縁起の良い吉祥紋として親しまれています。

東京都伝統工芸士で2003年東京都優秀技能者知事賞、2009年には春の黄綬褒章も受章された故・根本幸雄氏。そして後継者であるの達也氏が率いる「根本硝子工芸」。
洗練されたデザイン、そして天性の美的センスによって作りだされた美しい作品の数々。切子の繊細さはもはや芸術の域とも言える程です。
根本硝子工芸の商品一覧ページでご覧ください。

 

堀口硝子 江戸切子 緑被万華様 切立盃 K5835M

一見シンプルな外観の切子に見えますが、実はグラスの底に万華鏡が隠されています。

線の向こう、盃の底に揺れるお酒越しに走る光の輝きまでも愉しめるのが、こちらの江戸切子のぐい呑みです。

初代「秀石」こと堀口市雄氏によって、1947年に東京都江東区に設立された「堀口硝子」。現在は初代の孫にあたり、2012年に業界最年少で国の伝統工芸士の認定を受けた堀口徹氏が三代目を継承されています。江戸切子の伝統的文様を活かし、その上に現代に通じる文様を加えた商品を提供し続けており、クリスタルの凛とした透明感と華やぎを、お客様に伝え、伝統を守りながら本物の「江戸切子」を作り続ける工房です。
堀口硝子の商品一覧ページでご覧ください。

 

田島硝子 江戸切子 黒 八角籠目紋 タンブラー TG09-18-1K 【木箱入】

新しく江戸切子の黒色が誕生しました。江戸切子の代表的紋様の一つである籠目紋の中でも最も好まれた八角籠目(はっかくかごめ)紋様。

被せる色ガラスが薄いという特徴を持つ江戸切子。そのため光に透け黒色には見えなかった課題を乗り越え黒色ガラスの開発に成功。黒がゆえに職人の感を頼りに削る必要があり、通常の3倍ほどの制作時間が必要な黒切子です。ビールの黄色が大変美しく映える器です。

1956年(昭和31年)に田嶌松太郎氏が東京都江東区に硝子食器製造工場として創業した「田島硝子株式会社」。1962年(昭和37年)に現在の江戸川区松江に自社工場を設立し、業務用のタンブラーやワイングラス等を作り始めて以降、半世紀にわたり時代に合ったガラス製品を一つ一つ熟練した職人の手づくりで丁寧につくり続けている江戸切子メーカー。注いだドリンクの色で染まる富士山が美しい富士山グラスも人気があります。
田島硝子の商品一覧ページでご覧ください。

 

カガミクリスタル 江戸切子 鍋谷聰作 冷酒 T535-2684-CCB 紫陽花 80cc

伝統工芸士 鍋谷聰氏がデザイン、カットを施したロックグラスです。やわらかいフォルムの鮮やかな青被せクリスタルガラスに、連結した玉をカットしていくことで紫陽花を感じさせます。

上面からグラスを覗くと細かく刻まれた底面の菊紋様と、カットガラスの美しさを存分にお楽しみいただけます。

カガミクリスタルは昭和9年に日本初めてのクリスタル硝子の専門工場として創立されました。創業以来続く、手吹き、ハンドカット、グラヴィール(フランス語で「彫刻」という意味)の技術は熟練の職人たちによって受け継がれています。カガミクリスタルのグラスは、世界の要人をおもてなしする際に使用されており、まさに日本を代表するグラスとして高い評価を受けています。
カガミクリスタルの商品一覧ページでご覧ください。

 

[番外編]江戸切子と並ぶ人気切子「薩摩切子」

薩摩切子の大きな特徴は削られた面に現れる「ぼかし」です。透明なガラスの上に色ガラスを被せて作る「色被せガラス」。それは当時、全国で唯一薩摩藩だけが持っていた技術でした。分厚い色ガラスの層を削ると色の層が下に行くほど薄くなり「ぼかし」ができるのです。そしてぼかしとともに大きく深いカットも薩摩切子の特徴です。

江戸時代中期、長崎へ伝わったカットガラス「切子」はまず大阪で作られ、やがて江戸に伝わって日本独自のカットガラス「江戸切子」として花開きました。江戸時代末には薩摩藩が産業振興のため江戸切子の影響を受けながら透明ガラスに色ガラスを重ねて作った生地にカットを施した「薩摩切子」を生み出しました。日本人独特の感性に裏うちされた薩摩切子は、高い技術と美しさを誇りましたが、幕末の動乱の中、短命の内に廃絶してしまったのです。滅びた薩摩切子は、長らく忘れ去れていましたが、20世紀末に再び見直されガラス工芸の第一人者によって復刻されその美しい姿を蘇らせたのです。

■たくみ工房
大阪市生野区、JR桃谷駅近くの「切子ガラス工芸研究所 たくみ工房」。主催者は切子歴50年を超える、名匠・高橋太久美(たかはし たくみ)氏。切子職人としての高度な技術を駆使し、かつて存在した薩摩切子の復元にも取り組んだ経歴の持ち主が開くこの工房は、本格的な指導で、切子技術を見につけられる全国でも有数の切子教室としても知られています。太久美氏の作品はもちろんのこと、多数のお弟子さんが数々の賞を受賞されており、切子の未来への潮流を生み出す工房として注目されています。
たくみ工房の商品一覧ページでご覧ください。

■薩摩びいどろ工芸
鹿児島県の北部に位置する、さつま町の清流のささやきが聞こえる観音滝公園の敷地内に工房を構え薩摩切子を製作する、1994年創立の薩摩びいどろ工芸。
当初から金赤・瑠璃・藍色の薩摩切子の復元をはじめ、1997年薩摩切子の忠実な復元を目指し4番目の色として「緑」色を発表し同時に鹿児島県伝統工芸品指定を受けました。2000年には鹿児島市工芸展にて鹿児島商工会議所会頭賞を受賞、2006年には薩摩黒切子の販売を開始しました。薩摩びいどろ工芸は復元薩摩切子を中心に新しく創作薩摩切子、宙吹きクリスタル作品の製作に取り組み、県内外から高い評価を得ています。
薩摩びいどろ工房の商品一覧ページでご覧ください。

■江戸切子のメッカ、墨田区のシンボルスカイツリーが6周年!

早いもので、東京スカイツリーが今週で6周年を迎えるそうです。
5/17から3日間、6周年の様々なキャンペーンが展開されるという事なので、いっそう盛り上がりそうですね。

高さ634m、遠くから眺める姿はまさに目を引くものですが、建物内部にも注目したいところ。
東京スカイツリーは日本の伝統工芸が散りばめられた宝石箱のような施設でもあります。

展望デッキに向かう4階のエントランスにある「スカイツリーのコンセプト」と「日本の伝統工芸」をコンセプトに作られたモニュメント「SUPER CRAFT TREE」という12本の柱にも江戸切子が登場しますが、よく目を凝らしてみると、店舗の看板や照明、カウンターのトレイにも切子が使われています。また、四季をテーマにした展望台に向かうエレベーターでは、キラキラと輝く江戸切子に目を奪われた方も多かったのではないでしょうか。

こうした伝統工芸を身近に感じる事も出来る、素敵な施設だと思います。
東京スカイツリーを訪れた際には、素敵な発見をしてみてください。

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