こんにちは!仕入スタッフのタケモトです。
シンプルなデザインながら、どこか洗練された雰囲気のある北欧デザイン。実用的なのに、使っていると何だかオシャレになった気分がするというお得なアイテムですよね。
北欧のテーブルウェアと言えば、アラビアとイッタラが人気ですね。北欧のテキスタイルを思わせるパターンのお皿や、シンプルな単色のみのマグカップなど、ル・ノーブルのスタッフも自宅で使っている人が多いです。
アラビアとイッタラは、今年建国100周年記念に沸くフィンランドのメーカーです。イッタラはイッタラ村というところにありますが、アラビアは首都のヘルシンキ市内にあります。ヘルシンキ中央駅前から出る市電で約15分で行けるので、観光で行かれた方も多いのでは?ル・ノーブルのスタッフも毎年訪れています。
元々アラビアの工場があったところに、建物がつくられ、本社、博物館、ショップ、セレクトショップ、カフェ、郵便局などが入っており、現在は「イッタラ&アラビアデザインセンター」となっています。アウトレットショップや、レストランなどもあったのですが、2016年から工場が閉鎖され、フィンランドでの製造が無くなったので、アウトレットショップも無くなったようです。ですが、ショップの品揃えは、ヘルシンキでも一番だそう。もちろんショップから免税で日本へ送ってもらうことも出来ますので、行かれるときはパスポートを忘れないようにしてくださいね。
2016年以前は、まだフィンランドで製造があったので、ファクトリーツアーがありました。少人数でも対応してもらえ、製造工程や、ショールームで最新の作品を見ることが出来ました。工場内は写真撮影は不可ですが、工場で働いている人と触れ合ったりして、実際に作られているところを見ると、不思議とその作られている商品に愛着が出て欲しくなってしまいました。
私が訪ねた2013年は、ティーマレッドの隣で、パラティッシを作っていました。ティーマは、実は磁土を型で固めてから、乾燥させた上に直接色付きの釉薬をスプレーでふきつけるという、釉薬の前の素焼きが要らないという画期的な商品だとガイドさんに説明していただきました。
当時はまだハンドペイントの作品も限定商品として製造していました。こちらは、ウサギのデザインで有名なヘルヤ・リウッコ・スンドロームさんの作品。春夏秋冬と4種類の四季の飾り皿です。ヘルヤさんの特徴であるほのぼのとした暖かさにあふれたデザインですよね。ちょうどこちらの製作現場も見ることができました。ペインターは、韓国系の女性の方で、私と一緒に行ったガイドの人とも親しくお話しされており、長く働いているベテランの方のようです。お皿の端には、デザイナーのヘルヤさんのフルネームとペインターのKimさんの名前が書かれており、とても誇りを持って働いている様子がうかがえました。
アラビアメモリーズは、ハンドメイドの作品です。デザインは1930年代にアラビアのアート・ディレクターとして活躍したクルト・エクホルムのデザインを復刻させました。実はこのデザインには逸話があり、2012年に工場の改修工事中に偶然発見されたレンガで出来た開かずの部屋から発見された型を元にしています。デザイナーが活躍した時代からすると何十年も保管されていたことになりますが、その時代を感じさせるアールデコ風のデザインと、こっくりとした飴釉独特の艶が、見事にマッチしており、時代の逸品の風格に相応しい作品です。
https://www.le-noble.com/d/s/product_info/641180010216/
https://www.le-noble.com/d/s/product_info/641180010221/
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