空女 小野多美枝さんを訪問

京都の伏見のとある住宅街。長年京薩摩を研究し、復刻活動をしている、空女の小野さんを訪ねました。

明治初期に、ごく僅かの間だけ作られた幻の『京薩摩』の技法を甦らせ、それに小野さんの独自の感性を加えて描かれた絵付けの世界は『華薩摩』と呼ばれます。
小野さんは京薩摩の技法とノーブルが代理店を務めるウィーン磁器工房アウガルテンの完全オリジナル企画を実現させた方でもあります。
手のひらサイズの大きさの陶磁器の上に、何回も顔料を重ね塗り、夜空の星のような複雑な和紋や、細部まで表現した花鳥風月など一筆一筆に施していきます。陶磁器の平の部分だけでなく、丸めの底までも、丁寧に描かれています。その作品を見る瞬間、思わず息をのんでしまいます。

今回紹介する商品はこちらの壺です。先生の作品の中、数少ない和柄と水墨画です。豆粒程の大きさの和柄に水墨画で物語が描かれたこの壺、オブジェとしても、一輪挿しとしても使えます。華薩摩に使用している絵付けの技法は、重ね塗りの加減や、焼き温度のコントロールなど、全て細かく調整する必要があります。また使用されている磁器との相性もあり、一つの作品は仕上げまで大凡3週間です。

 

またこんなものも見つけました。羽子板の箸置きです。思わずこれからの正月の食卓に使いたくなりますよね。

 

本物の京薩摩

 

アクセサリーでしょうか?

 

先生が全ての作品に丁寧にサインも描いてくださいました。

空女先生の作品について、もっと詳しい情報はこちらのURLへhttps://www.le-noble.com/d/s/sm.php?mk=722

 

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。