洋食器の分類は知っていますか?

こんにちは、ル・ノーブル ネット店です。

皆さんはテーブルウェアを選ぶときに何を基準にしていますか?
色、大きさ、デザイン、使い勝手の良さなど様々あるかと思います。
たくさんのテーブルウェアを見ていると、何となく自分の好みもありますよね。
そんななか、“器の表情”で選んでみるのもひとつの方法。
洋食器の分類を知っていると、自分の好きな表情が見つけやすくなるはずです。


まずは「磁器」から。洋食器の多くは磁器に分類されます。
カオリンと呼ばれる耐火度の高い白色の石を主原料とし、
1300〜1400℃超の高温で焼成します。
焼き締まっていて隙間が少なく、吸水性はありません。
ナイフやフォークで傷がつきにくいのも利点です。
素地の透けるような白さも特徴で、艶やかな表情が魅力。
マイセン、アルガルデン、リチャード、ジノリ、ヘレンドなどが有名です。


次は「陶器」を。粘土を原料として、
1000〜1200℃の低温度で焼成するため、焼き締まっていません。
重厚感があり、叩くと少し鈍い音がして、耐熱性と保湿性を持っています。
表面の素朴な雰囲気や、どこか落ち着く温かみが魅力です。
透光性はなく、吸水性があるため長時間水につけるのは避けましょう。
代表的なのはウェッジウッドのクリームウェアです。


意外と知られていないのが、「ボーンチャイナ」。
イギリスでカオリンの代わりに、牛の骨灰を加えることで作られた軟質陶磁器です。
骨灰を30〜40%含み、象牙色の柔らかな質感で透光性が高く、
高級食器として扱われています。
骨灰を50%含んだファイン ボーンチャイナと呼ばれる器もあり、
素地の白さの温もりに定評があります。
縁部の強度は強いですが、表面は傷がつきやすいので注意しましょう。


その他にも、「ストーンウェア」と呼ばれる石器があります。
厚手で重たいですが、素朴な風合いに味があり、
色や形で独特の世界観を表現できることから、
フレンチレストランをはじめモダンに使用されるケースが増えています。
ウェッジウッドのジャスパーウェアもストーンウェアに分類されます。

また、アルミナを素地に添加して業務用に開発された「強化磁器」や
牛の骨灰に代わりカルシウムを加えたニューボーンチャイナなどもあります。

これまで紹介した分類の中から、おすすめの洋食器をいくつかご紹介します。

洋食器の分類別におすすめアイテムをご紹介

ヘレンド アポニーグリーン 00517-0-00/517 プレート 19cm

ヘレンドのベストセラー磁器です。ハンガリーの伯爵アポニーの急な注文に、名作「インドの華」をベースに、シンプルなデザインに仕上げられたのが当シリーズ。単色の様式化された花柄は東洋の香りがして、和洋折衷の逸品です。

 

ポートメリオン ボタニックガーデンハーモニー プレート 20cm フォレストグリーン

陶器はスーザン・ウィリアムによってデザインされたポートメリオンをご紹介。カジュアルテーブルウェアーのリーダー的な英国食器メーカーで、機能性、使いやすさが人気です。人気シリーズ「ボタニックガーデン」にレトロ×モダンのコンセプト加えた“ボタニックガーデンハーモニー”は、コーディネートの幅が広がる新しいコレクションです

 

ウェッジウッド(Wedgwood) ストロベリー&バイン プレート 28cm

ファイン ボーンチャイナの美しい乳白色に可愛らしい苺の柄を浮き彫りで表現した「ストロベリー&バイン」はシンプルで飽きのこないシリーズです。光によって繊細に表情を変えるストロベリーが、テーブルをさりげなく彩ります。

今までとは異なる視点で、テーブルウェアを見つめ直してみれば
今までとは異なる楽しみ方が見つかるかも知れませんね。

※ ご覧の時期によって価格等ご案内の情報が異なる場合がございます。最新の情報は各店舗にてご確認ください。